夜の散歩道は、昼とはまったく違う世界です。
娘が高校生の頃、
当時まだまだ元気だったちゃーこをお供に
夜の道を歩いて駅まで迎えに行っていました。
街灯は雰囲気漂う薄いオレンジ色でしたが
寂しい道には何となく不気味な感じさえして
けれどちゃーこは
おさんぽ😊
と言う言葉を聞くと、ピクッと大きな耳を立てて
支度できたよ!
と玄関で待機。
夜の道を歩き始めると
普段はめったに鳴かないちゃーこが
ピィーピィー
と聞こえる、絞り出すような甲高い声を出して
嬉しそうにしていました。
ちゃーこと夜の道を歩いていると
横断歩道のすぐ横に、
黄色いオシャレな家がありました。
こわかったのは毎回
玄関ドアの前の階段に
男の人が下を向いて座っていることでした。
白いお尻を見せながら
嬉しそうにシャカシャカ前を歩くちゃーこと
まっすぐな道を進むと
右手には街灯の下でやっぱり、ほんのりオレンジに見える
薄暗い公園。
暗くて細い、一本道のずっと先に、
こちらへ向かって歩いてくる人影が小さく見えて
暗い夜の一本道で
遠くから人が近づいて来るのを見るのは、結構ドキドキします。
遠目に顔も分からなかったその人が
段々近づいてきて、オレンジに照らされる背格好から
うちの娘だよね、
とホッとして歩き続けて
笑顔の娘と合流し
娘と話しながら帰る道は、
景色もまた違って見えました。
薄暗い公園でちゃーこを少し遊ばせ
ちゃーこは娘がいることで更にはしゃいで
それから
まだいるかな、と話しながら
黄色いオシャレな家のお兄さんが
相変わらず下を向いてスマホをしている横を通り過ぎて
タカタカ得意そうに前を歩くちゃーこと娘と3人で家に帰り、夜の散歩は終わりました。
夜のお散歩は
暗くて不気味で
でも今にして思うと
ちゃーこは夜、私とお散歩に行くことをあんなに喜んでくれたのに
娘の迎えがなくなった後
いつのまにかやめちゃったなあ、と
また少し後悔したりしています。
今はもう、夜に外を出歩くことはめったになくて
夜は家の中でバタンバタン運動会しているワンコ達。
ところで短くなってしまったテン兄ちゃんのフサフサはその後どうなったのか。
クウは相変わらず毎日チェックして
やっぱりまだまだ短いそうです。😆
⭐️⭐️⭐️
最後まで読んで頂きありがとうございました😊
1日1回クリックしてもらえると嬉しいです😊↓
にほんブログ村